Linux(Ubuntu・Debian)を使用したソフトウェア開発で、私が6年間実際に使っていた便利コマンドを紹介します。
目次
- 1 便利コマンド一覧
- 1.1 ①watch -n <周期(秒)> `<定周期で実行したいコマンド>`
- 1.2 ②cat <ファイルパス> | less
- 1.3 ③du -hs <フォルダ or ファイルパス>
- 1.4 ④find <フォルダパス> -type f|xargs grep "<検索したい文字>"
- 1.5 ⑤find <フォルダパス> -type f|grep "<削除したいファイル or フォルダ名>" |xargs -I {} rm -fr {}
- 1.6 ⑥find <フォルダパス> -type f -name <ファイル名>|xargs -n 1 sed -i.bak -e "s/<置換前>/<置換後>/g"
- 1.7 ⑦sudo su
- 2 まとめ
便利コマンド一覧
便利なコマンドは次の通りです。
- watch -n <周期(秒)> `<定周期で実行したいコマンド>`
- cat <ファイルパス> | less
- du -hs <フォルダ or ファイルパス>
- find <フォルダパス> -type f|xargs grep "<検索したい文字>"
- find <フォルダパス> -type f|grep "<削除したいファイル or フォルダ名>" |xargs -I {} rm -fr {}
- find <フォルダパス> -type f -name <ファイル名>|xargs -n 1 sed -i.bak -e "s/<置換前文字列>/<置換後文字列>/g"
- sudo su
順番にみていきましょう。
①watch -n <周期(秒)> `<定周期で実行したいコマンド>`
watchコマンドを使えば、定周期でコマンドを実行できます。
例えば、psコマンドと組み合わせて使えば、プロセスの起動・終了タイミングを監視できます。
②cat <ファイルパス> | less
ファイルの中身を確認するコマンドです。
viコマンドでファイルを開くと、ファイルを閉じるためにqコマンドを実行しなければならず手間がかかります。
catコマンドの出力結果をlessコマンドにリダイレクトすることで、手軽にファイルの中身を確認できます。
③du -hs <フォルダ or ファイルパス>
フォルダやファイルサイズを確認するコマンドです。
HDDの容量がいっぱいになり大きいサイズの無駄なファイルを削除したい場合に、このコマンドが活躍します。
④find <フォルダパス> -type f|xargs grep "<検索したい文字>"
grepコマンドです。
<検索したい文字>が定義されているファイルと行番号が出力されます。
⑤find <フォルダパス> -type f|grep "<削除したいファイル or フォルダ名>" |xargs -I {} rm -fr {}
<フォルダパス>の下にあるファイルやフォルダを削除するコマンドです。
<削除したいファイル or フォルダ名>を指定して、削除したいファイルを指定できます。
⑥find <フォルダパス> -type f -name <ファイル名>|xargs -n 1 sed -i.bak -e "s/<置換前>/<置換後>/g"
<フォルダパス>以下にある指定の全ファイルを対象に、<置換前文字列>を<置換後文字列>に一括置換するコマンドです。
置換と同時にバックアップファイル(<ファイル名>.bak)が作成されます。
⑦sudo su
sudo suを実行すると、すぐにスーパーユーザーでログインできます。
まとめ
作業効率を上げる便利コマンドを紹介しました。
個人的なおすすめは以下のコマンドです。
- watch -n <周期(秒)> `<定周期で実行したいコマンド>`
- cat <ファイルパス> | less