プログラマーの仕事についていけない時の解決方法

今回はプログラマーの仕事についていけない場合の解決方法について解説します。

プログラマーの仕事についていけない時の解決方法

プログラマーの仕事についていけない時の解決方法は下記の通りです。

順番に見ていきましょう。

①スキルを上げる

1番重要なことは、スキルを上げることです。

スキルさえ身についていれば、少なくとも自分のせいで仕事についていけなくなることを回避できます。

必要なスキルは次の通りです。

プログラミングスキル

まずはプログラミングスキルを優先して身につけましょう。

プログラマーが一番力を注ぐべき納品物は「ソースコード」です。

このため、プロジェクトリーダーやSEよりもプログラミングに精通している必要があります。

「あの人にプログラミングをしてほしい！」とお客様から求められるようになるまでスキルアップしましょう。

参考までに、私がプログラマーのときに自宅で勉強していたことは下記となります。

仕事の効率化のために、自宅で単体試験自動化ツールを作ってみて、使えそうなら仕事場でも同様のツールを作ったりしました。

そして、趣味になるくらいオープンソースソフトウェアのデバッグ解析を行ました。

解析対象は、ソフトウェア開発のプラットフォームとして使用していたLinuxカーネル、Qt、Linux標準アプリケーション(gcc、ssh、etc...)などです。

OS・ライブラリをデバッグ解析することで、ソフトウェア全体がどのような仕組みで動作しているのかが理解でき、ソフトウェア設計スキルや障害調査スキルが伸びました。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、プログラミングスキルと同じくらい重要になります。

必要なコミュニケーション力についは以下の記事にまとめましたので、ご確認ください。

ソフトウェア設計

大規模なソフトウェア開発になればなるほど、高いレベルのソフトウェア設計スキルが必要になります。

誰でも作れる簡単なプログラムであれば、ソフトウェア設計を頭の中で完結させてプログラミングできますが、「規模が大きい」「難易度が高い」ソフトウェア開発の場合はソフトウェア設計なしでプログラミングするのは無理ゲーです。

下記の記事におすすめのソフトウェア設計をまとめていますので、参考にしてください。

②仕事の予習をする

自宅に帰ってから、明日の仕事の作業計画をしたり問題点を整理することも有効です。

プログラマーの仕事で最も重要なことは、品質の良い成果物を早く納品することです。

しかし、仕事場では次のように予想できないさまざまな割り込み作業が発生し、計画が崩れて仕事についていけなくなります。

本来の計画とは違う作業を仕事中にするのは予想以上にストレスと時間がかかります。

作業計画を立て直したり、プログラミングでわからないところをグーグルや本で調べるのは、仕事以外の時間に終わらせておくのがベストです。

「仕事以外の時間に仕事のことなんて考えたくない！」という場合は、工数の見積もり時に上記のような予定外の時間も含めましょう。

下記の記事を参考にして、見積もりした工数が大きくなりすぎてもキチンと理由を説明できるようにしておきましょう。

仕事についていくために、まずは小さく始めよう

まずは、仕事の予習を毎日するところから初めていくのがベストでしょう。

スキルを上げるのはその後でよいです。

そもとも、いきなりスキルをガツンと上げることは難しいです。

そして、仕事に関連するスキルをあげないと意味がないです。

仕事の予習をしていく中で、仕事に関連するスキルが何であるか絞れてきます。

そこからスキルアップに集中するほうが効率が良いでしょう。

まとめ

今回はプログラマーの仕事についていけない場合の解決方法について解説しました。

誰もが初めは初心者なので、仕事についていけないのは普通のことです。

やるべきことをきちっとこなしていれば、いずれは仕事についていけるようになるでしょう。