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論理的コミュニケーションのコツについてプログラマーが解説

2020年12月5日

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  • どうすれば論理的にコミュニケーションができるのだろう
  • 論理的コミュニケーションのコツが知りたい

今回は、論理的コミュニケーションのコツについて解説します。

論理的コミュニケーションのコツ

論理的コミュニケーションは、論理的思考にもとづいてコミュニケーションをすることを指します。

まずは、論理的思考方法について解説している次の記事をご確認ください。

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そして、論理的コミュニケーションのコツは、矛盾がないように会話の内容を組み立てることです。

  1. 会話のインプット情報を洗い出す
  2. 状況に応じて話す内容を決める

順番に見ていきましょう。

①会話のインプット情報を洗い出す

論理的思考をする場合と同じく、まずはインプット情報を集める必要があります。

「相手から突っ込まれる可能性があるさまざまな指摘に対応できるようにしておく」といったイメージで情報収集します。

例として、ソフトウェアがシステム仕様(*)通り動かないバグの修正依頼を受け、この作業の進捗状況を上司に報告する場合を考えましょう。

(※)ソフトウェアがどう動くのが正しいのかを定義した仕様。

【ソフトウェアのバグを解決したい】

作業の進捗状況に関する情報を時系列順に洗い出すと、次のようになります。

  1. システム仕様を理解「している」or「していない」
  2. バグの調査方法がわかって「いる」or「いない」
  3. 調査が完了し、バグの原因を特定「できた」or「できていない」
  4. バグの修正方法がわかって「いる」or「いない」
  5. バグの修正方針が問題ないことをお客様に確認「した」or「していない」
  6. バグの修正が完了「した」or「していない」

②状況に応じて話す内容を決める

論理的思考により結論を導き出し、現在の状況に適した内容を話しましょう。

【ソフトウェアのバグを解決したい】

たとえば、現在の状況が次のとおりであったとします。

  1. システム仕様を理解「していない」
  2. バグの調査方法がわかって「いる」
  3. 調査が完了し、バグの原因を特定「できていない」

この場合、上司への報告内容は「A」の「まずはシステム仕様を理解する作業から着手します」となります。

しかし、上司への報告内容を「C」の「バグの調査を開始します」とした場合は、非論理的な報告と言えます。

なぜなら、ソフトウェアがどのように動くのが正解なのかがわからなければ、いくら調査してもバグの原因を特定できないからです。

もし、上司から「システム仕様を理解しているのか?」と聞かれた時、「仕様は理解していないがバグの調査をする」と回答することになってしまいます。

上記の例のように、論理的コミュニケーションで話す内容は状況(前提条件)に応じて変化します。

非論理的なコミュニケーション

以下の方法に基づいてコミュニケーションを構築した場合、話の内容が非論理的になるか非論理的になりがちなので注意が必要です。

ストローマン

ストローマン(英: straw man)は、議論において、相手の主張を歪めて引用し、その歪められた主張に対して反論するという誤った論法、あるいはその歪められた架空の主張そのものを指す。

相手の意見の一部を誤解してみせたり、正しく引用することなく歪める、または一部のみを取り上げて誇大に解釈すれば、その意見に反論することは容易になる。この場合、第三者からみれば一見すると反論が妥当であるように思われるため、人々を説得する際に有効なテクニックとして用いられることがある。これは論法としては論点のすり替えにあたり、無意識でおこなっていれば論証上の誤り(非形式的誤謬)となるが、意図的におこなっていればそれは詭弁である。

出典:ストローマン(Wikipedia)

ガスライティング

ガスライティング(英: gaslighting)は心理的虐待の一種であり、被害者に些細な嫌がらせを行ったり、わざと誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気を疑うよう仕向ける手法。

出典:ガスライティング(Wikipedia)

被害者非難

被害者非難(ひがいしゃひなん、英語: victim blaming)とは、犯罪または不正行為によって生じた被害に関して、その責任の一部または全部を被害者に負わせることである。

出典:被害者非難(Wikipedia)

人身攻撃

人身攻撃(ラテン語: ad hominem、argumentum ad hominem)は、ある論証や事実の主張に対して、その主張自体に具体的に反論するのではなく、主張した人の個性や信念を攻撃すること、またそのような論法。論点をすりかえる作用をもたらす。人格攻撃論法ともいわれる。論理性や合理性を持って判断するクリティカル・シンキングにおける論理的な誤りである誤謬のひとつ。

出典:人身攻撃(Wikipedia)

トーン・ポリシング

トーン・ポリシング (英語: tone policing) とは、発生論の誤謬に基づいて人身攻撃を行ったり議論を拒否したりする行為である。発言の内容ではなく、それが発せられた口調や論調を非難することによって、発言の妥当性を損なう目的で行われる。

出典:トーン・ポリシング(Wikipedia)

マンスプレイニング

マンスプレイニング(英語: mansplaining)は、男を意味する「man」(マン)と解説を意味する「explain」(エクスプレイン)をかけ合わせたかばん語。男性の持つ「女性は自分より知らない・わかっていない」という前提の根拠が差別意識にすぎないことを指摘するものだが、一般的には「男性が、女性を見下すあるいは偉そうな感じで何かを解説すること」とされる。

出典:マンスプレイニング(Wikipedia)

そっちこそどうなんだ主義

そっちこそどうなんだ主義(そっちこそどうなんだしゅぎ、英語: Whataboutism)は冷戦時期においてソビエト連邦(ソ連)が対西側諸国で使用したプロパガンダの手法。ソ連が批判されたとき、その返事が「(西側諸国における事件を挙げて)~こそどうなんだ?」(英: What about...)になることから名づけられた。いわゆるお前だって論法、つまり相手の論点に直接反論せず、相手の言動が主張と矛盾していると指摘して相手の論点の信用をなくそうとする論理的誤謬の一種である。

出典:そっちこそどうなんだ主義(Wikipedia)

偽りのバランス

偽りのバランス(いつわりのバランス、英語: false balance)は、英語では bothsidesism とも称されるメディア・バイアスのひとつ。

対立している見解の間で、実際にはそれぞれの見解を裏付ける証拠のありように大きな違いがあるにもかかわらず、あたかも両者のバランスが拮抗しているかのように、ジャーナリストが問題を提示するというもの。ジャーナリストは、両方の立場をそれぞれ裏付ける実際の証拠の比重に見合わない形で証拠や議論を提示したり、一方の主張に根拠がないことを立証できるかもしれない情報を除去したりすることがある。

出典:偽りのバランス(Wikipedia)

まとめ

論理的コミュニケーションのコツについて解説しました。

まずは論理的思考により話の内容を見つけ出せるようになりましょう。

そうすれば必然的に論理的コミュニケーションができるようになります。

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